AIコーディングエージェントに「Red/Green TDD」と一言伝えるだけで品質が劇的に変わる理由

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キュレーターコメント

「エージェントに良いコードを書かせるためのプロンプト設計」に悩んでいる人に刺さる一本。たった一言の追加でテスト品質とコード信頼性が変わるという、実践的すぎる知見です。

概要

Simon Willisonが公開した「Agentic Engineering Patterns」シリーズの中でも、特にシンプルながら効果絶大なパターンが Red/Green TDD だ。これはコーディングエージェントへのプロンプトに「Use red/green TDD」と添えるだけで、生成コードの品質を根本から変えてしまうという手法である。

**TDD(テスト駆動開発)**とは、まずテストを書き、それが失敗すること(赤=red)を確認してから実装に入り、テストが通る(緑=green)まで繰り返すスタイルだ。AIエージェントにこのアプローチを取らせることには深い意味がある。エージェントが陥りがちな罠は主に二つ——「動かないコードを書く」「実際には使われないコードをひたすら生成する」。テストファーストにすることで、これら両方を防ぐことができる。さらに、プロジェクトが成長するにつれて新しい変更が既存機能を壊すリスクも高まるが、堅牢なテストスイートはその最大の防衛線となる。

個人的に面白いと思うのは、「red/green TDD」というわずか数文字の呪文が、「テスト駆動開発を使え、テストを先に書け、実装前にテストが失敗することを確認せよ」という長い指示をすべて凝縮しているという点だ。良質なモデルはこの略語の意味を正確に理解している。Build a Python function to extract headers from a markdown string. Use red/green TDD. というシンプルなプロンプトで実際にClaudeとChatGPTが試されており、その結果も公開されている。コーディングエージェントを日常的に使うエンジニアなら、今日からすぐに試せる即効性のあるパターンだ。