Raspberry Pi Holdings plc の株価がロンドン証券取引所で記録的な2日間の急騰を見せた。火曜日には一時 42%高 を記録し、その背景には「OpenClaw」と呼ばれるバイラルなAIパーソナルアシスタントへの熱狂があったとされる。週末以降、「ラズベリーパイでOpenClawを動かす」という投稿がSNSで数百万回表示され、低価格な自作AIサーバーとしての需要に期待が集まった。
一方でロンドンのトレーダーたちは「急騰の直接の要因は不明」とも語っており、もうひとつのトリガーとして CEO Eben Uptonによる自社株買い(約1万3,224ポンド分、1株あたり約282ペンス)が挙げられている。経営トップが株価下落局面で自ら買い増す姿勢は投資家心理を好転させる典型的なシグナルで、ここにOpenClawブームが重なった格好だ。
面白いのは、これがDeepSeek旋風のときと構造的に似ている点だ——「高価なGPUがなくても手元のハードでAIが動く」という興奮が、ハードウェアメーカーの株価を直撃する。ラズパイという手の届く存在がAIの民主化と結びついた瞬間として、エッジAI・ローカルLLMに関心を持つエンジニアには必見のエピソードだと思う。